レビュー

【レビュー】Goldo「Les Trem」を購入!ファイヤーバードに無加工でアームを取り付けました

2024年5月26日

僕のメインギターであるギブソンのファイヤーバード。

購入した時、ファイヤーバードにシンクロナイズドトレモロを付ける予定だったものの、ボディが薄く、トレモロを付けることは不可能とのことで諦めていました。

購入当初のファイヤーバード

ファイヤーバードを購入してから数年。
ついにスマートで操作性が良いアームが見つかりました!

それがGoldo(ゴルドー) / Les Trem

Les Tremとは?

レスポールをはじめとするギブソン系ギターに無加工で取り付けられるアーム。

非常に良いアームだったので、取付方法や操作性をレビューします。

Goldo ( ゴルドー ) / Les Tremはビグスビー進化系

購入したGoldo Les Trem

上記がGoldo ( ゴルドー ) / Les Tremです。カラーはTLT1Nを選びました。

構造はビグスビートレモロと似ています

付属品

  • Les Trem本体
  • アーム
  • マニュアル
  • 六角レンチ
  • インチ、ミリ用スタッド(計4本)
  • ワッシャー(4枚)

Les Tremをギターに取り付けるのに必要な部品や工具は揃っています。別途、マイナスドライバーを用意しておきましょう。

工程はたったの3つだけ!Goldo ( ゴルドー ) / Les Tremの取り付けは簡単

step
1
テイルピースを外す

テイルピースを外したファイヤーバード

まずは、ファイヤーバードから弦とテイルピース外します。

テイルピースは、弦の張力で固定されているだけです。弦を外せば、テイルピースもポロッと外れます。

step
2
スタッドを交換する

マイナスドライバーでスタッドを外す

マイナスドライバーを使ってスタッドを外し、Les Tremに付属のワッシャーとスタッドに交換します。

注意ポイント

付属のスタッドのサイズは間違わないようにしてください。

step
3
Les Tremのアームを好みのポジションに調整する

付属のレンチでアームを調整する

Goldo Les Tremのアームの向きや長さは、付属の六角レンチで調整します。自分の操作しやすいポジションに合わせられる点は評価したいポイントです。

Les Tremの取付完了!

Goldo ( ゴルドー ) / Les Tremのレビュー

レビュー

  • 軽いタッチで滑らかにアーミングができる
  • 可変幅が大きい
  • チューニングは不安定

ビグスビーと近い構造であるものの、軽いタッチでアーミングができ、音程の変化が大きいのがGoldo Les Tremの特徴です。見た目もスマートで目立ち過ぎない点も気に入っています。

ただし、ビグスビーやシンクロナイズドトレモロのように、アーミング時のチューニングは不安定です。

チューニングを安定させるには?

アーミングをするならロックペグとナットソースの使用がおすすめです。ナットが消耗している場合は、交換を検討してみるとよいでしょう。

Les Tremは、軽いタッチで音程が大きく変化するため、操作に多少の慣れは必要だと思います。チューニングに関しては、ナットやブリッジにオイルを塗って摩擦を軽減するなどの一般的な対策をしておけば、大きくズレることはありません。

ファイヤーバードのピックガードと配線材も交換

せっかくGoldo Les Tremを取り付けるなら、僕の他のギターと同じように、ファイヤーバードも自分好みに改造したい!

今回、改造した箇所は、「ピックガード」と「内部配線」です。

 

木製ピックガードをオーダーしました

ピックガードを交換

ファイヤーバードのボディが日焼けしてクリーム色になっているため、相性の良いカーキ色でピックガードをオーダーしました。クリーム × カーキは、ファッションではお馴染み組み合わせです。

木材はカーリーメイプルです。
画像ではうまく撮れていないのですが、波打つような木目がうっすらと入っています。

トオル
レトロで個性的な印象のファイヤーバードになったと思うのですが、いかがでしょうか?

レスポールとファイヤーバードを並べてみました

内部配線のアフター画像

配線交換後の内部

コンデンサーは大好きなcornell dubilier「pm greenie」、線材はいつものAtlasを使い切っていたので、Western Electricのものを使用しました。

ポイント

「線材を変えると音が変わるのか?」という質問を受けますが、音の変化はほとんどありません。どちらかというと、コンデンサーの容量や種類を変えた方が音は変化します。この僅かな変化を大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれです。

市販のギターは、配線が丁寧でないものがほとんど。配線材を変える際に、取り回しを考えて配線することで、何かしらのトラブルがあった時に素早く対処できます。

おわりに

Goldo Les Tremは、非常に完成度の高いトレモロユニットです。取り付け方も簡単で、リペアショップでの調整は必要ありません。気軽にレスポールやファイヤーバードなどに取り付けて試すことができます。ビグスビートレモロの取り付けを考えている方は、Goldo Les Tremも候補の1つとして検討してみてはいかがでしょうか?

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大橋とおる

「音楽がやりたい」という気持ちで一念発起!未経験からWEBライターになったアラサー男子です。埼玉県(戸田・蕨市)担当としてYahoo!ニュースで取材記事を執筆しはじめました。バンド”Candy and Trappy”や”弾いてみた”で音楽を発信しています。

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