解説・コラム

パナソニック WF5018Kを使って電源ケーブルを短くする方法と注意点

2024年5月18日

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ラックタイプの機材を複数使用しているなど、狭い間隔で機材を設置している方は、電源ケーブルを短くするのがおすすめ。太くて長い電源ケーブルを最適な長さにすることで、配線周りがスッキリとし、他のケーブルへのアクセスも良くなります。

電源ケーブルを短くすると配線がスッキリ

今回は、安価に購入できる人気の3Pプラグ「パナソニック / WF5018K」を使って、機材に付属の電源ケーブルを短くする方法を解説します。

パナソニック WF5018Kの仕様

パナソニック WF5018K

パナソニック WF5018Kは、1,000円前後で購入できる電源プラグです。

WF5018Kの仕様

  • メッキ:ニッケル
  • 電極の材質:黄銅
  • 最大ケーブル径:13.0mm前後
  • 最大導体サイズ:3.5sq(AWG12)

”パナソニックの医療用電源プラグ”

なんだか信頼性の塊という感じですよね。しかも安く購入できるため、電源ケーブルを短くするときはいつもWF5018Kを使っています。

パナソニック WF5018Kに、取り扱い説明書は付属しません。

しかし、本体には差し込むケーブルの長さ(目安)が記載されているので、初めて電源ケーブルを作ったり、短くしたりする方も安心です。

透明で見辛いのですが、「WIRE 13mm」や「グランド」などが記載されています

はんだ付けなし!用意する工具はたったの4種類

  • プラスドライバー
  • カッター
  • テスター
  • 定規(WF5018Kの場合は使用しません)

電源ケーブルは、カット・自作ではんだ付けをすることはありません。ネジで導体を留めます。

4ステップで完成!電源ケーブルを短くする方法と流れ

①4本のネジを緩めて電源プラグを分解する

WF5018Kを分解する方法は、4本のネジを緩めるだけ。分解後は、電源ケーブルにWF5018Kのカバーを通しておきます。

 

導体を傷つけないようにシース(被覆)を剥く

カッターを電源ケーブルを当て、電源ケーブルを転がすイメージでシースに1周切れ込みを入れた後、縦方向にも切れ込みを入れます。画像のように「T字」に切れ込みを入れると、シースが剝きやすいです。

T字の切れ込みは、電源ケーブル以外にも有効

電源ケーブルのシースを剥くと、中から黒・白・緑の細いケーブルが出てきます。3本のケーブルの絶縁体を剥き、導体を露出させます。

導体を何mm露出させるのかは、電源プラグの仕様書やマニュアルをご覧ください。

ポイント

WF5018Kであれば、目安となる長さが本体に記載されています。

 

どこに何色のケーブルを接続するかをテスターでチェックする

今回のようにプラグの片側だけを交換する場合は、スターを導通確認モードにして、プラグのどの穴に何色のケーブルを接続するのかを確認します。

かんたん説明

3色のケーブルは、それぞれどこに接続するのかが決まっています。

  • 緑:グランド(アース)
  • 白:ニュートラル
  • 黒:ライブ

導体をネジで固定して完成!

グランドのネジは緑色になっています!

プラグ部分には導体を入れるための3つの穴が開いているので、テスターで調べた通りに導体を入れてネジで固定します。

 

カバーを元に戻し、最後に改めて導通確認をしたら完成です!

おわりに

今回はDTR2000というコルグのラックタイプチューナーの電源ケーブルを短くしました。

無事にDTR2000の電源が付きました!

電源ケーブルを短くするのは簡単です。ただし、コンセントに挿す以上、危険はあります。慎重にテスターで導通を確認しながら進めてくださいね。

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大橋とおる

「音楽がやりたい」という気持ちで一念発起!未経験からWEBライターになったアラサー男子です。埼玉県(戸田・蕨市)担当としてYahoo!ニュースで取材記事を執筆しはじめました。バンド”Candy and Trappy”や”弾いてみた”で音楽を発信しています。

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