エフェクターボードのパッチケーブルって意外とお金が掛かります。
安くて品質の良いケーブルをと探していたところ、おすすめされたのが『結ソルダーレスケーブル』と『Free The Tone CU416』の組み合わせ。
作りやすさ・デザイン・入手のしやすさ・価格、どれをとってもに抜群でした。
結ソルダーレスケーブルの作り方
結ソルダーレスケーブルの作り方は至って簡単。慣れてしまえば1~2分程度でパッチケーブルが作れちゃいます。
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1プラグとキャップ(カバー)を分ける
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2キャップをケーブルに通してからプラグに差し込む
ストレートケーブルを作るときは、最初にキャップをケーブルに通しておくことを忘れずに!L字ケーブルは後からキャップをはめるので、この作業は不要です。
ケーブルをしっかりとプラグに差し込んでください。
ポイント
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3キャップを被せてネジを締める
ネジがシールド線に達していないと、ノイズだけが出る状態になります。しっかりとネジを締めてください。
なお、結のプラグはソルダーレス用のケーブル、もしくは、動作確認が取れている4mm口径のケーブルしか使えません。口コミを読むなどして使えるケーブルを把握しておくと良いですよ。
ソルダーレス用のケーブルではございませんので申し訳ございませんが、結プラグではご利用頂けません。
プラグのネジが、ケーブルのシールド線に達していないため、ノイズが発生しております。— 音造り~DCソルダーレス販売中~ (@Ototsukuri) December 5, 2020
ちなみに、Free The Tone CU416はソルダーレス用4mm径のシールドケーブルです。結のプラグで問題無くケーブルが作れます。
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4もう片方にもプラグを取り付ける
テスターやケーブルチェッカーをお持ちの方は、導通を確認しましょう。
僕はテスターで導通を確認しています。
今回2セット(ケーブル12本分)購入しましたが、導通不良は1つもありませんでした。結ソルダーレスプラグの精度の高さが分かります。
結プラグのカラーラインナップは5色
結のプラグは、僕が使用したグリーンの他、「ブラック」「シルバー」「ブルー」「レッド」の計5色をラインナップしています。好みの色で統一したり、繋ぐエフェクターに合わせて色分けしたりできるのが嬉しいポイント。
ソルダーレスプラグ12個セット
金メッキver.
Amazonのレビューから分かる注意点と対処法
結ソルダーレスプラグは再利用できない?
一番に最も気に乗ったのは、使いきりのコネクタでした。ケーブルをグッと押し込んで「ちょっと長すぎたかな」と抜いたら最後です。長さ完全に決まってて組み直す事ないと覚悟決めた方へおすすめできますがプロビやフリーズ遣ってきた方、、一度刺したら二度と刺さりません。それでOKならおすすめだけど、ボード組み直す可能性ある方は…
出典:Amazon
結ソルダーレスプラグは「再利用不可」というレビューがありました。
切る長さを間違えたため、レビューのことを忘れて2個のプラグでケーブルを複数回抜き差してしまったのですが、結果的に導通不良などのトラブルもなく作れたので「再利用不可」というレビューにはちょっと疑問があります。
【2023年1月23日追記】公式ツイートで再利用OKのアナウンスがありました!
Amazonのレビューに「プラグは再利用できない」とのコメントがありますが、Rt元に書いて頂いてます通り再利用できますのでご安心ください😊
ソルダーレスの利点の一つです♪ https://t.co/M3j4RtrbPy
— 音造り~DCソルダーレス販売中~ (@Ototsukuri) January 22, 2023
音造りさん公式から「再利用できる」とのアナウンスがありました。
キャップにケーブルを通せなかった
フリーザトーンのケーブルが入らない穴のサイズが違うやつが1個だけあった
出典:Amazon
上記のレビューは、恐らくキャップのことかと思います。
「なんでだろう?」ということで見たところ、ケーブルの切断面が潰れている(楕円形になっている)と入らない、もしくは入りにくいようです。
切断面が潰れていたら、丸くなるように成形(もみもみするなど)すれば対処できます。
ケーブルカッターを使えば切断面が潰れることをある程度防げますが、ニッパーやはさみでケーブルをカットしている人は注意が必要です。
ケーブルカッターをお持ちでない方は、結ソルダーレスプラグの一式セットがおすすめ。プラグ・ケーブル(3m)・ケーブルカッター・ドライバーがセットになっているので、工具を持っていない方でもすぐにパッチケーブルを作れます。
結ソルダーレスケーブル一式セット
セットのケーブルカッターはケーブルストリッパーとしても使える!
付属するケーブルカッターは、他社ソルダーレスプラグのセットにもなっている定番の商品です。ケーブルストリッパーとしても役立ちます。
下記は普段使用しているシールドケーブル、モガミ電線の2319で使用した様子です。
ケーブルストリッパーにケーブルを挟んでクルっと一周するだけで、被膜だけをキレイにカットできます。
おわりに
新しいエフェクターボード用に12本のケーブルを作りました。
結プラグとフリーザトーンのケーブルは相性バツグン!音質はもちろん、ノイズもないです。コストを抑えつつ良質なパッチケーブルを作るなら最適解な気がします。
丁寧に扱えば使い回しもOK!
なにより、たった1~2分でパッチケーブルを作れるのが嬉しいですよね。