僕がDTMを勉強し始めて早数か月。ソフトは持っていたもののMTRの代わりとして使っていたので、今考えると勿体無いことしていたなぁ・・・と感じてしまいます。そんな僕ですが、弾いてみたやボーカロイド動画の投稿を通じて、勉強開始当時とは比べ物にならない知識を得ました。ブログを書いたり、曲を投稿していると何を揃えたらいいかという相談も知人の他、メールでも頂くようになってきたこともあり、「俺、上達してるんだなぁ」と謎の自信も身に付いてたり(笑)
ちなみに僕個人への質問などはTwitterのDMで大丈夫ですよ。僕をフォローしていなくてもDMを送ることができる設定にしています。「お問い合わせ→info@candyandtrappy」と記載しているので分かりづらかったかもしれません💦DMの方が僕からの返信が早いハズ!
今度から質問来たらこのページを見せるんだ!くらいのつもりで参考音源も載せて書いていきます📝
(全然知識ないよ!って方に分かりやすくをモットーに書くので結構かみ砕いてます)
まずは最低限必要なものをメモにまとめる
まずは、DTMを始めるにあたり必要なものをおさらい。
買い物あるあるですが、ウィンドウショッピングをしていると、「これがあったら便利かも?」「これは欲しい!」など気持ちが揺らいでしまうため、買うものをメモに取るなどして明確にしておくといいかと思います。
・パソコン
・DTMソフト
・オーディオインターフェース(楽器や歌を入れるなら)
パソコンの性能はどれくらい必要?
パソコンって高いですよね💦
家族兼用ではなく、DTM専用にパソコンも買って始めるとなると初期投資が高くなります。
パソコンにはどれくらいの性能が必要なのか。
DTMソフトと違い、体験版のパソコンというのは無いのですごく悩むところ。
答えとしては、CPUがCore i5以上で、できればSSDを搭載したパソコン
CPUが良いとストレスが解消される
ここから僕の体験談を交えた上で、CPU(頭の良さ)はCore i5以上とおススメする理由を説明します。(後々を考えるとCore i7の方が良い)
僕がDTMを始めた当初はCPUにCore i3を搭載したものでした。
DTMとはDTMソフトに入っているピアノやドラムといった音源を活用して曲を作っていくことが基本です。しかし、他の人の作品を見聞きしているとDTMソフト付属の音源に限界を感じ、本物っぽいドラム音源がいいなど欲が出てきます。そう、沼に片足を突っ込んだ状態です(笑)
ソフトの動作は全体の作業がスムーズに進むか否かに直結していて、パソコンの設定を最適化していてもCPUの性能により動作に違いが生じます。
性能が低いCPUで使用していると、動きがカクカクしたりソフトが強制終了したりとストレスが💦
僕のパソコンでも同じ症状が出てきて、趣味を楽しんでいるはずがイライラしてる時間の方が多くなり、家族からカルシウムが足りないと判断され(笑)牛乳と納豆を顔を合わす度に勧められる状態になったのはいい思い出です😆
上記のストレスはDTMソフトとその付属音源のみで作業しているときも普通に起こります。
オーディオ5トラック、DTMソフト付属の音源3トラック、エフェクター3種類の曲を再生するとプツプツノイズ発生、たまに応答なしになる。
MIDIをオーディオに変換してCPU負荷を減らすなどもできるのですが、最終アレンジ前にそれをするのは効率が良くないですよね。
(intel公式サイトでCPU比較が可能)
お気付きかと思いますが、Core i〇には複数種類があります。
ノート(持ち運ぶか)・デスクトップ(宅録のみか)でも変わってきますので、乱暴な書き方になりますがCore i5以上でという回答になります。
DTMソフトは設定、編集が細かくできるので、画面のインチ数は大きい方が良いですよ~
ちなみに僕の使っているのはノートパソコンでCPU Corei7で画面の大きさは15.6インチです。持ち運びを考えるとこのくらいの大きさがバランスが良い気がします。
ソフトによってはSSDじゃなくても問題なし
ハードディスクとSSD。
いくらデータを出されても同じ環境で比較、体験しないと理解できません。
ハードディスク搭載パソコンからSSD搭載パソコンに乗り移った僕はあまり違いを感じませんでした。
じゃあ、どこに違いを感じたかというと読み込むスピード。
プロジェクトファイルや重いソフトを立ち上げる時間がかなり早くなりました。言ってしまえばそこにしか違いを感じていません。
単純に読み込み立ち上げが早くなればなるほど作業効率はアップするので、予算が許せば最初からSSD搭載のパソコンにした方がいいです。
無料DTMソフトならSONAR一択
SonarがBand-Labにより復活したと聞いて早速インストール‼️
英語表記かつX3とは画面の印象が違うものの操作は問題なし。パッと使った感じ、studio one3の方が動作は軽い。
ただ、vsti対応かつ譜面作成可なので、無料でDtmを始めるならstudio one freeよりsonarの方がいい😃 pic.twitter.com/Zt9Zb3fEQn— TORU@Candy and Trappy (@Toru_Candy) 2018年4月5日
上記のツイートに全て書いてしまっているので掘り下げて説明します。
多くのユーザー数を抱え大人気だったにも関わらず開発終了となったSONARがBandLab社により先日復活しました!
メニュー等は英語表記なのですが、販売されていた当時6万したPLATINUMを元にしているものを無料配布という太っ腹ぶり!DTMソフトをまだ持っていないなら、インストールしないという選択肢はありません。
ダウンロード先: BandLab公式ページ
(インストールの流れで寄付をお願いされます。閉じても大丈夫ですが、なるべくなら寄付をしてあげてほしいです。)
VST3対応!5音源、13エフェクトを付属!
これまでも無料のDTMソフトはありましたよね。
人気のあるソフトはStudio One Free。制約があるもののオーディオ編集という点においては問題なかったので、打ち込みを使わないミュージシャンやサンプリング音源を使う方で使っている方も多いです。ただ、制約が痛いところをついていることも事実。
VST(インストゥルメント)などが使えないので拡張性が無いに等しい・・・
ベースやドラムなどの音源は形式があり、一般的なものの1つがVST。フリーソフトも多いため、DTMソフトがVSTに対応していれば、お金を掛けなくても様々な音色やエフェクトを使うことができます。
なんとSONARではVST3、2に対応!!
そしてSiシリーズのドラム・ベース・エレピ・ストリングス、RolandのTTS-1が付属しています。
TTS-1は誰もが知る楽器から民用楽器までをカバーしていますので、この5つのインストゥルメントだけでも大体のジャンルは作れます。さらにミックスに必要なエフェクターとOverloudのTH3 (Cakewalk Edition)というアンプシミュレーターまで搭載してます。オーディオインターフェースを買えば立派な環境が手に入ります。
音源の音色はUTAUとボカロ曲でご確認下さい。チャンネル登録も忘れずに✨(笑)
・TTS-1(ピアノ&ベル)とSI-Drum Kitを使用した「Undar the sea」
TTS-1(anavoice)とSI-Electric Pianoを使った「微かなキモチ」
SIシリーズは他のDTMソフトでも使用可能です。実際にStudio One3 Producerで使用しています。オーディオインターフェースも一緒に購入するのであれば、何かしらのDTMソフトが同封されていることが大半です。それらは当然下位ver.に当たるものなので、別途DTMソフトを用意した方が賢明です。
別途インストゥルメントを購入してからはSIシリーズは使わなくなってきましたが、TTS-1とSI-String Sectionはかなり使用頻度が高いです。「いつも入ってるベルって何のソフト?」「とーる君ベル好きだよね~」はい、全部TTS-1です(笑)
譜面入力&作成対応が嬉しい
ピアノロール分かんないっ!!💦という方は多いハズ!(と勝手に予想)
もしくは、ピアノロールによる表情付けはフレーズが出来上がってからという方も。僕は鍵盤が弾けないのでマウスでポチポチ譜面入力したり、音源に付属のMIDIフレーズを張り付けたりしています。
譜面作成機能がDTMソフトに標準で搭載されているのは嬉しい!僕が最初にSONARユーザーになったのは、譜面作成機能に惹かれたからといっても過言ではありません。上画像のようにバンドスコアの作成も可能です。
曲をたくさん作ると、ちょっと前に作った曲のフレーズを忘れちゃったりするので、TABを作り確認用としても使うこともできますし、バンドメンバーに曲を渡す際に、歌メロとコード進行のみの簡易譜面をデモ音源と合わせて渡すことで、練習がスムーズになります。ちなみにピアノロールで入力したMIDIも譜面に反映されます。
譜面作成の不満点といえば、TABにテクニック記号が使えない点くらいです。
・5種類のVST音源と13種類のエフェクト
・高評価のアンプシミュレーター内臓
・使用制限が無いので曲作り~ミックスまで可能
・譜面作成まで出来ちゃう
僕が使っているオーディオインターフェース
僕が宅録で使っているオーディオインターフェースはIK Multimediaさんの『iRig Pro』です。安い・軽い・小さい・使いやすい・音が良いと良いこと尽くめ。ズボンのポケットに入るサイズなので持ち運びに困ることは無いでしょう😆
YouTubeやニコニコ動画にアップしているギター演奏とボーカロイドの動画はiRig Proギターやマイクを繋いで使っています。
iRig Proの気に入っているところ
24-bit/96kHzのレコーディングに対応。CDが16-bit/44.1kHzなのでCD音楽よりも多い情報量(≒音のリアルさ)でパソコンに取り込めますよ~ってことです。こんなに小さいのにすごい!
さらに上の公式画像でわかるように、パソコンだけでなく、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Andoroidなど一般的なデバイスに対応。さらにMIDIインターフェースとしても使え、コンデンサーマイクを使用するときに必要なファントム電源も搭載。値段と機能を考えると不満点は1つもありません。
iRig Proでできないこと
iRig Proだと楽器1つずつレコーディングする『重ね録り』ならいいのですが、複数の楽器をまとめてレコーディングする1発録りや、複数のマイクを使うドラムのレコーディングには対応していません。なので、もし複数マイクを使用して同時にレコーディングしたい場合は他の機種を選ばなければなりません。
直ぐに買い替えないためにもしっかり考えないといけません。
・ドラムなら8本のマイクを使うか、4本で済ますか。
・弾き語りなら1つの楽器と歌を同時に録れればいいのか。
ZOOM / R8ならMTR(機器本体へ直接記録)とオーディオインターフェースの側面を持ち、クリックも付いているので、ライブで打ち込み(≒同期)を使った演奏も可能になります。

最後に伝えたい優先順位
長い文章を読んでいただいてありがとうございます。
最後に知っておいていただいたいことを書いておきます。それはレイテンシーと優先順位。
DTMによるレコーディングは、楽器の音や声がオーディオインターフェースを通りパソコンに録音されます。この時に生じる時間差をレイテンシーと呼びます。レイテンシーが大きいと演奏と再生にずれが生じ、上手く演奏できません。ディレイ成分だけが聞こえるような状態。
CPUやパソコンの設定、オーディオインターフェースの相互関係により、レイテンシーが小さくなったり大きくなったりします。
良いレコーディングをするためには、出来る限りレイテンシーを0に近付けることが望ましい。
パソコンとオーディオインターフェース。どちらにお金を掛けたらいいか。
それはパソコンです。CPUのグレードが高ければレイテンシーを抑えることができ、重たいプラグインを使ってもソフトが強制終了するリスクを軽減できます。
ぶっちゃけて話すと、最近では練習スタジオで1時間数百円で同時録音が可能な高品質オーディオインターフェースを貸し出ししてくれます。DTMを始めていきなり高度なドラムレコーディングする強者は中々いないと思うので、まずは1~2入力のシンプルで品質の良いオーディオインターフェースを購入し、必要に応じてスタジオでレンタルするのがおススメです😆
次回、需要があればドラムレコーディングのススメを書きます。
ではでは~(@^^)/~~~