エクスプレッションペダルってたくさんありますよね。
あくまでマルチエフェクター内のワウペダルやワーミーペダル、ボリュームペダルを使うためのエクスプレッションペダルは、踏み心地に違いはあるもののサウンドへの影響はなし。
「サウンドに影響がないなら安いものにしたい!」という方は多いはず。
そこで今回、頑丈さと機能性を兼ね備えたコスパ抜群のBOSS EV-30を購入しました。

このブログでは、HX STOMPにEV-30を接続する方法を解説してきます。
EV-30をHX STOMPのエクスプレッションペダルとして使う
EV-30をHX STOMPに接続して使用する手順を簡単にまとめると以下になります。
- HX STOMPとEV-30をケーブルで繋ぐ
- グローバルメニューで設定を最適化する
- エクスプレッションペダルを使用したいエフェクターをHX STOMPで設定する
- EV-30を使用できるように設定する

HX STOMPとEV-30をケーブルで繋ぐ
HX STOMPに1台のエクスプレッションペダルを繋ぐ場合であれば、一般的なシールドケーブルを繋ぐだけで使用可能なようです。
1台でエクスプレッションペダル2台分の役割を担える機種にエフェクターを複数割り当てて使い分ける、もしくはエクスプレッションペダル2台を使用する場合は、Yケーブルが必要になります。
EV-30にはステレオケーブルが付属しているので、こちらを使ってHX STOMPに接続しました。
HX STOMPのグローバルメニューで設定を最適化する

step
1グローバルメニューを開く
- 「◁PAGE」と「PAGE▷」を同時押ししてメニューを開く。
- 「PAGE▷」で「Global Settings」を選択。
- 液晶画面下の3つのダイヤルのうち、「Global Settings」下のダイヤルを押す
step
2Preferencesを設定する
- 「PAGE▷」で「Preferences」に移動する。
- 「EXP / FS RING」を画面下のダイヤルを回して「EXP2」に設定する。
後述しますが、EV-30を付属のケーブルでHX STOMPに接続すると、EV-30のEXP1端子にケーブルを挿していてもHX STOMPは「EXP2」として認識します。
- 「TIP Polarity」をダイヤルを回して「Inverted」に設定する
エクスプレッションペダルを使用したいエフェクターをHX STOMPで設定する
エフェクターを設定する画面を表示させ、エクスプレッションペダルを使用するエフェクターを登録します。

step
1ワーミーペダルを登録する
- 「VIEW」ボタンを押してエフェクター登録画面を表示する。
- ◁PAGEとPAGE▷の間にある「ロワーノブ」を押してエフェクターカテゴリーを表示する。
- 「Pitch / Synth」にカーソルを合わせて「ロワーノブ」を押す(=決定・選択)。
- カテゴリー内にある「Pitch Wham(ワーミーペダル)」を選択。
step
2ワーミーペダルの設定を最適化する

ワーミーペダルを追加した状態だと、デフォルトで「HeelPit(最低値)」が「-12」、「ToePit(最高値)」が「+12」に設定されていました。
初期設定では、エクスプレッションペダルを戻した時は入力された音の1オクターブ下、踏み込んだ時は入力された音の1オクターブ上が出力される設定になっています。

ちなみに、「Psition」はエクスプレッションペダルの動きと連動するパラメーターです。このブログで紹介しているEV-30を正しく接続できれば、ペダルの動きに合わせて0~100%まで動きます。
EV-30を使用できるように設定する
step
1EV-30をHX STOMPに認識させる
- Pitch Whamのパラメータ「Psition」の下のダイヤルを長押し。
- 「PAGE▷」で「Learn」を選択。
- 「Press / move switch...」の指示に従ってEV-30を動かす。
- HX STOMPに「EXP〇(数字)」が登録されたのを確認。

ペダルと連動してPositionが変動します
おわりに
マルチエフェクターはエクスプレッションペダル1つ接続するだけでできることが増えて楽しさアップ。
「エフェクターに興味あるけどなにを買ったらいいのか分からない」という方も、マルチエフェクター+エクスプレッションペダルで大半のことができちゃいます。

無駄にワーミーペダルを使ったフレーズばかり作っています(笑)