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【PR】『Line6 Spider V20』徹底レビュー!~練習と宅録どちらにも最適なおすすめアンプ~

弾いてみたやボーカロイドなどの普及により宅録が一般的になった昨今、ギタリストとベーシストは、プラグイン・実機を問わずアンプシミュレーターの使用が一般的になりました。

そんな時代に新たに登場したのがLine6のSpider V20。家庭用小型アンプと侮れないポテンシャルを秘めています。

もともとPODシリーズでマルチエフェクター兼アンプシミュレーターというカテゴリーを一般に広めたLine6。同社が発売したSpider V20は、エフェクターとアンプシミュレーターに加え、現代のギタリスト・ベーシストが求める機能の全てを搭載した機種と言っても過言ではありません。

多くの機能と良質なサウンドを兼ね備えつつも、家庭用小型アンプらしい低価格を実現しているSpider V20をご紹介します。

Spider V20の基本性能

まずはSpider V20単体で見ていきます。

 

 

コントロール部分をパッと見た時の印象は一般的な家庭用アンプと変わりません。しかし、アコースティックモードとベースモードを含めて、合計16種類のモードを選べる他、4つのエフェクター(FXボタン+リバーブ)が使用可能で多彩な音色でプレイできます。

上記ツイートの動画は、Spider V20開封直後のデフォルトの音色です。スマートフォンのカメラからもギターサウンドの良さが伝わるかと思います。デフォルトの状態で良い音が出力されるのは高評価するべきポイントです。

 

プレイヤーに寄り添った機能

Spider V20にはチューナー・ヘッドフォン端子・Micro USB端子(後述)が搭載されています。

チューニングの様子

チューナーは単純明快で分かりやすくて良いですよね。ちなみに隣の『SAVE』ボタンは設定を保存するためのボタンとなっており、FXボタンで選択したエフェクトを記録することができます。

 

設定を保存する様子

説明書の必要がないシンプルな操作と良質な音色を兼ね備えたSpider V20。次項からは目玉として挙げられる各種デバイスとの連携について詳しく見ていきます。

Spider V20は各種デバイスとの連携により真価を発揮する

先程のSpider V20のコントロール部の画像で、USB端子を何に使うのかが気になった方も多いかと思います。

Spider V20はMicro USBを利用して、PCやスマートフォンなど各種デバイスと接続できます。宅録に使える他、Line6の無料アプリ「Spider Remote」を使用することで、オリジナルのサウンドを作り込むことが可能です。

また、Spider V20にはCubase LEのDL版が付属しているので、これから宅録を始める方にもオススメ。

 

スマートフォン用「Spider Remote」

iPad用「Spider Remote」

 

PCで使用するSpider RemoteはLine6ホームページからダウンロードできます。

Spider V20のUSB端子はMicro USBタイプB。
複数のデバイスで使うのであれば変換アダプターが便利です。

変換アダプターを使ってパソコンとiPadで使用

 

Spider Remoteを使ってみる

それではSpider Remoteを見ていきましょう。

まず目を引くのがユーザーインターフェース(以下UI)。何をどう操作できるのかが直感で分かるシンプルさとデザイン性を兼ね備えていてLine6らしさを感じます。

Spider Remote操作画面

 

Spider Vシリーズで選ぶことができるのは「アンプ」「エフェクター」「キャビネット」です。

各カテゴリーのモデル数

  • アンプモデル:78
  • キャビネットモデル:23
  • エフェクトモデル:101

それぞれ、名器と評価される有名機種とLine6オリジナルのモデルが収録されています。

 

目的のサウンドに素早くアクセスできるUI

Spider Remoteを使用してみて驚いたのが、音作りの柔軟性がしっかり確保されているという点。

 

  • エフェクターの順序を入れ替えることができる。
  • イコライザーで細かく音作りができる
  • モジュレーション系エフェクターとディレイ、コンプを2度掛けできる

 

Spider Remoteを操作しているときは、さながら最新のマルチエフェクターを操作しているかのような感覚です。

本来であれば計算が必要なディレイタイムやモジュレーション系エフェクターのスピード設定も、モデリング機種にも依りますが、テンポと音符表示で視覚的に設定できるので良心的かつ現代的。

 

ディレイ設定画面

音作りが苦手でも問題ない!
Custom Toneでプリセットをダウンロードしよう!

Line6 HP トップページ

 

Line6製品を使っているギタリストにおすすめしたいのが、Line6が無料で公開している「Custom Tone」ページ。Cutom Toneでは、世界中のLine6製品ユーザーが作成したプリセットをダウンロードすることができます。

 

custom Toneページ
製品別にカテゴリー分けされている

 

おわりに

家庭用アンプとして最強の性能を誇っていると言っても過言ではないSpider V20。これだけの機能を有しており、しかも製品を登録すればCubase LEまでダウンロードできます。練習から宅録まで困ることはほぼありません。

これで実売り2万円しない価格で購入できるなんて良い時代だなぁと素直に感じます。

次回はSpider V20を使って実際に楽曲を演奏します。曲の演奏に使ったプリセットは実際にアップロードしてみるのでお楽しみに!


 

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