おはこんにちばんは。
Candy and TrappyのTORU(@Toru_Candy)です!
先日、地元のスタジオで高校生らしき人と機材の会話を楽しんでいるときに質問をされました。
質問内容
特に分かりづらいのがノイズを消す効果のあるエフェクター。
ノイズゲート・ノイズサプレッサー・ノイズリダクション....呼び方によって目的は同じでも動作が異なるのです!
それではノイズ系エフェクターの効果の違いについてご案内します。
ノイズゲートの動作
ノイズゲートは一定以下の音量をスパッと切るエフェクター。
ゲート=門という意味なので想像が付きやすいかと思いますが、ノイズというより音ごと消します。例えば、ゲートを‐20dbにした場合、それ以下の音を止めるイメージ。音を完全にシャットダウンするのでノイズはキレイに無くすことができるのですが設定はシビアです。
特に1回のライブでギターを持ち替えて使う場合はピックアップ毎に出力が異なるので注意が必要。
ノイズサプレッサーの動作
ノイズサプレッサーはノイズゲートとは違い、徐々に音量を小さくしてノイズを消します。
かなり自然にノイズを消してくれるので重宝する一方、ノイズゲートのようにきれいにスパッと音ごと切るタイプではないので、メタルやハードロックといったジャンルでは頼りない場面に出くわすかも。
ノイズサプレッサーを掛けても消えない程のノイズの場合は、潔くノイズゲートを使うか、電源周りなどの周辺機材や配線の取りまわしに気を配って極力ノイズを抑えるように工夫してみましょう。
ノイズリダクションの動作とおすすめの機種
ノイズリダクションはノイズゲートやノイズサプレッサーとは動作が異なります。
ノイズゲートやサプレッサーは弾いているときのごく小さな音量のホワイトノイズは除去してくれません。一方、ノイズリダクションは弾いているときでもホワイトノイズを除去してくれます。
ただ、ノイズが無くなるということは音に迫力が無くなるリスクもあります。
使ってみて良かったおすすめのエフェクター
MXR スマートゲート
MXRのスマートゲートは、ノイズゲートにありがちなサスティン(音の長さ)が短くなる、もしくは不自然にプチっと消えてしまうことを極力抑えることができます。
1ノブ2スイッチで幅広い設定が可能なのも高評価。
特にスゴイなと感じたのはスイッチの「HISS」にモードを合わせた時です。
ヒスノイズとは
かなり厄介なヒスノイズをキレイに取ってくれる機種ってなかなかありません。
その点、MXRのスマートゲートはかなり優秀と言えます。
BOSS NS-2
BOSSのNS-2はセンドリターンが付いているのが特徴的。
ノイズが出やすいエフェクターをセンドリターンに繋ぐことで、ノイズと音を独立して検知してノイズだけを消してくれるという優れもの。イングヴェイもNS-2を使っています。僕がNS-2を使っていた時はエフェクターボード全体を通していました。
きれいかつ自然にノイズを取ってくれるので非常におすすめの機種です。
ISP
おすすめの機種はISP TECHNOLOGIESのDECIMATOR II G STRING PEDAL。
多くの有名ギタリストが使用していることでも有名です。
お値段が2万円代とお高め設定ですが、ペダルタイプのノイズリダクションの中では最高の出来と言われています。というのも、ノイズリダクションのデメリットのひとつである弾いていない時のノイズも綺麗に除去してくれるんですよね。
センドリターンっぽいのが付いているので一見、先に紹介したNS-2と似ているように見えます。
【まとめ】
一定レベル以上の品質のものは自然にノイズを除去してくれる
ここまで説明しましたが、一定レベル以上の機種であれば自然にノイズを除去してくれるのは言うまでもありません。
価格と効果で一番オススメしたいのはどの機種かというと、BOSSのNS-2です。実際に高校生にもオススメしました。
メーカーではノイズサプレッサー表記ですが、恐らくノイズリダクションのような効果もあるんではないでしょうか。
使った感じで恐縮ですが、弾いているときのノイズも気にならなくなります。
僕の好きなギタリストがギター直後とエフェクターボードの空間系前とで2つのノイズ除去系エフェクターを繋げてるんですが、これをやってみたいな~。さすがにノイズ除去系エフェクターを2つ使ったことはないので興味が沸きます。確か、MXRから限定販売されたラックタイプのエフェクターはノイズ除去系エフェクターを2機搭載していた記憶があったりなかったり。
興味がどこまでも続いて困ります(笑)
ではでは(@^^)/~~~