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ボーカルのレコーディングにWAVESのオートチューン”Tune Real-Time”を使ってみたのでレビュー

Waves Tune Real-Time

Waves Tune Real-Time

こんにちは!
Candy and Trappyの伊藤(@Toru_Candy)です!

 

みなさんはオートチューンってご存知ですか?
もしかしたら、ボーカルの方やレコーディングしたことがある人は知ってる方が多いもしれませんね。

 

今回、WAVESのTune Real-Timeというプラグインを導入してCandy and Trappyのボーカルレコーディングで使用してみたので、オートチューンの効果を踏まえた上で使ってみた感想などをご紹介します。

オートチューンはボーカリストのストレスを軽減してくれる!

オートチューンの効果とメリット

ボーカルのレコーディング風景

歌が上手でも、曲の始まりから終わりまで音程をピッタリと合わせることは非常に困難です。そのため、ボーカルをレコーディングしたら、その歌声に対して音程修正を行うことが一般的となっています。

 

音程修正の定番ソフトMelodyne

 

オートチューンも音程修正をしてくれる点は同じ。

 

では、オートチューンと一般的な音程修正ソフトの違いは何なのかというと、文字通りリアルタイム(自動)に音程修正をしてくれるところ。

 

トオル
プラグインをキチンと設定してあげることで、アバウトな感じを残しつつ自然な仕上がりになるよ🎤

 

オートチューンのメリット

  1. 音程修正がざっくりとされているので、最終的に別のソフトで音程を修正するときにすごくラク!
  2. 音程が大きく外れることがないのでボーカルのストレス軽減に繋がる!

 

オートチューンはライブでも大活躍!

歌声をリアルタイムに修正してくれるオートチューンはライブでの使用も想定されています。

 

キャンピー
オートチューンはプラグインのほか、ハード(実機)でも販売されているんだって!
トラッピー
プロのライブでも使用されているくらい一般的で、一種のエフェクター感覚だったりするよ♪

 

 

オートチューンを極端な設定にすることで、『ケロケロボイス』と呼ばれている効果を作ることができるのも特徴のひとつ。

 

ケロケロボイスとは

曲線的に音程が変化する人の歌声に対し、直線的に音程が変化するのがケロケロボイス。ケロケロボイスは、エフェクティブで機械的な歌声を演出することができます。

 

ケロケロボイスはperfumeが有名!

WAVES『Tune Real-Time』を使ってみた!

 

ここからWAVES『Tune Real-Time』のご紹介!

上記のGIF画像を見て頂くと分かる通り、シンプルな操作で手軽に使用することができます。また、超低レイテンシーというのも特筆すべきところ。レコーディングをはじめ、ライブでの使用も可能です。

 

トオル
今回はレコーディングしたときの経験からのレビューだよ🎸

 

Tune Real-Timeの使い方(機能概要)

SPEED

どのくらいの早さでピッチ補正をするかを決めます。

 

NOTE TRANSITION

ピッチの移り変わりを設定します。
値を小さくすると平坦に、大きくすると滑らかに。

 

Formant correction

Formant correctionは、ピッチ補正の際の不自然さを解消するもの。

 

Range

音域を指定します。
Tune Real-Timeの中央にある鍵盤が光るので、音域が分からなければ一曲通しで観察してみるのもアリ。

入力された音にリンクして鍵盤が紫色になります。

Scale

曲のキーを設定する項目です。
ここをキチンと設定しないと正確なピッチ補正ができません。

 

トオル
キーはもちろんだけど、『SPEED』と『NOTE TRANSITION』が人間かケロケロかを決めるキモの部分。ここを一番小さい値にすることで先に紹介したケロケロボイスを作ることができる!スゴク楽しいよ♪

 

使ってみた感想

超自然じゃん!!

 

音程修正したのが分からない自然なボーカルトラックができちゃいます。あとは、先に記したメリットのところですよね。最終的に行うボーカルの音程修正がホントにラク&時短になりました。もうちょっと設定を詰めれば、より使い勝手が良くなりそうです。

 

みんなの感想は?

おわりに

ということでTune Real-Timeの紹介でした。
Tune Real-Timeは非常にいいプラグイン。
ケロケロボイスな曲も作ってみたくなる!!

 

歌は音程はもちろん、リズムや抑揚といったところも上手なボーカルに大切な要素なので、音程が合っていれば上手に聞こえるかというとそういうわけではありません。でも、いくつかの大切な要素のうち、音程をサポートしてくれるものがあるのって想像以上に心強いです。

 

Tune Real-Timeはデモ版がダウンロードできるので、まだ試したことが無い方は試してみてね!

 

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