みなさんはボーカルレコーディングのときにリフレクションフィルターを使っていますか?
ポップガードは使っているけど、リフレクションフィルターは持ってないという方もいるではないでしょうか?実は僕がそう。いつも毛布をマイクの後ろに設置して、ときにはボーカルの目の前で毛布を構えてボーカルレコーディングをしていたんです。
そんな苦労もあり、なっちゃんから「ちゃんと設備整えて!」と家から僕んちに持ってきたのがSE ELECTRONICS / RF-X。突然のプレゼントかと思って驚きました。
ということで、今回は初めてのリフレクションフィルター、SE ELECTRONICS / RF-Xの付け方とレビューを書いていきます。
リフレクションフィルターって?
真正面にいる人に話しかけていても、実際には横にいる人や後ろにいる人にも声が聞こえますよね。このように音は全方位に響くんですが、この性質がマイク録りでは非常に厄介!ボーカルを録るときにあらゆる方向に声が飛んでいき、それが壁に反射して(フラッターエコー)意図しない響きまでマイクが拾ってしまいます。
そこで登場するのがリフレクションフィルター!
リフレクションフィルターとは反響を少なくしてくれるアイテムのこと。
リフレクションフィルターの効果
- 吸音材が音声を吸収
- リフレクションフィルターを通り抜けて反射してきた音を遮断
マイク周りにセットすることで吸音材が音を吸収、また、リフレクションフィルターを通り抜けて壁を反射してきた音を背面で遮断することでクリアな音声を録れるようにしてくれます。
しっかりと設計されたレコーディングスタジオにはリフレクションフィルターはありません。そのため宅録用と思われる方もいるかと思いますが、1個持っておけば、練習スタジオでレコーディングする際も大活躍します。
SE ELECTRONICS / RF-Xの使い方とレビュー
これが送られてきたSE ELECTRONICS / RF-X。
エントリークラスのフィルターですが、基本的な設計構造は米国特許を取得しているReflextion Filter Proと同様で、反射面は単一層のポリエステルフォームを採用しています。
付属品は、本体のほかステッカーやチラシなど。ちなみにサウンドハウスで売られているのは日本正規品のようで、輸入代理店であるフックアップの保証案内が同梱されていました。
RF-Xはストレートタイプのマイクスタンドが推奨されているので、手持ちのストレートタイプに取り付けていきます。
RF-Xを取り付ける!
取り付けはとっても簡単!
工具も必要ありません。
レビュー|見た目も良くて効果もバツグン!
ざっくりと
- 効果バツグン
- 角度は付けられないけど問題ナシ
- 毛布よさよなら
使ってみてその効果に驚きました。
なんといっても毛布とさよならできたのがデカい!
実はエントリーモデルというのは後で知ったのですが、しっかりとデッドな音でレコーディングできますね。ただし、サウンドハウスのレビューでも書かれているのですが、設置に関しては角度調整などができないのでシビアな人は気になるかもしれません。