ブログをご覧頂いている方はご存知の通り、最近は電源ケーブルの自作にハマっています。
今回はラックのスライディングシェルフに設置しているフリーザトーンのパワーサプライ、『PT-1D』の電源ケーブルを自作します。電源を供給しているエフェクターには変化があったのでしょうか?
自由に接続面の角度を変えられる画期的な電源プラグ「フルテック / FI-12L」
フルテックの『FI-12L』は、貴重なL字型のインレットプラグ。インレット部分の角度を360度自由に決めることができるのが特徴です。それを可能にしているのがネジ穴。左右対称に複数のネジ穴が設けられています。
結線した後に角度を変更することはできません。
こんな風にインレットのアースを真上にしたり横にしたり、必要に応じて変えられるので非常に便利です。
コンセント側の電源プラグは、電源ケーブル自作派にお馴染みのパナソニック『WF5018K』。電源プラグとしては非常に安価なものですが、構造は高い物と変わりません。そして、パナソニック&医療用という響きに信頼しっぱなし。
これら2つのプラグをベルデンの3芯電源ケーブル『19364-1』で繋ぎ、電源ケーブルを作ります。
電源ケーブルはハンダ要らずで簡単!
【用意した工具】
- テスター
- カッター
- プラスドライバー
電源ケーブルは、シールドケーブルのようなハンダ付け作業が無く、ネジにて線を固定する方式となっています。非常に簡単なので、画像にて見ていきましょう。
銀テープ・紐は取り除いてしまって大丈夫です。
ドレイン線は、シールドが拾ったノイズをアースに逃がしてあげる役割があります。「コンセント側プラグにアース線と一緒に接続し、インレット側には接続しない」、「両側とも接続しない」のどちらもOK。僕は以前作った電源タップはドレイン線を両側とも切り取りましたが、今回は接続する形で作りました。
穴には『G(グランド)』などの記号が入っているので見逃さずに。グランドには緑色の線を接続しましょう。
インレットプラグにも記号があるので、どちらも同じ箇所に同じ色の線を入れてください。間違えると機器の破損や火災などの事故が生じる恐れも。