どうも、3度の飯よりアームが大好きな伊藤です!
トレモロユニットの特徴と言えばアーム。
滑らかな音程の変化は病みつきになりますよね。

今回はある理由からトレモロユニットをウィルキンソン / VSVG Goldに交換しました。トレモロユニットの交換方法や使用した感想などを書いていきます。
トレモロユニットを交換するのはワーモス・ストラト
このギターは人生初のストラトとして以前紹介しましたね。ワーモスからボディとネックを購入し組み立てたストラトタイプのギターです。ボディとネックを作ったワーモスはフェンダー公認工場なので、ストラトタイプではなく、ストラトキャスターと言ってしまってもいいかもしれません。
ストラト、個人輸入、組み立てetc...
このギターは、僕のギター歴におけるいろいろな初めてが詰まっている大事なギターです。
交換する理由は購入したものと違っていることに気付いたから
上記画像のトレモロユニットは、ウィルキンソンとブランド名こそ同じですが、WV6SB-Goldというトレモロユニットが装着されています。

いろいろな曲やライブ、セッションなどで使っているギターですが、アームを激しくしてもチューニングがズレることもなく問題はありません。
では、なぜトレモロユニットを交換すのか?
それは購入したものと付けていたものが違うことに気付いたから。
かんたん説明

気が付いたんだから、もともと計画していた本来の姿を再現しようじゃないか!!
Wilkinson by GOTOH / VSVGをいざ開封!
付属品
- VSVG本体
- アーム
- スプリングハンガー
- ハンガー固定用ネジ:2本
- スプリング:3本
- レンチ:3本
- トレモロユニット固定用ネジ:6本
- マニュアル
手に持ってみた感想はズッシリ
処理が丁寧にされていて美しいです。
VSVGの特徴
『ヴィンテージのフィーリングとサウンドを備えたブリッジ』をテーマにしたVSVGの特徴は主に3つ。
特徴
- トレモロ固定用のネジ穴を楕円形にしたことで、穴とビスの絡みを無くすことでアーム使用時においてトレモロユニットが元の位置に戻りやすい。
- スチールブロックにある弦用の穴は、弦が適正な角度になるように調節されていてチューニングが安定しやすい。
- サドルから弦高調整ネジが出ないので単純に弾きやすい。

ちなみにVSVGは、フェンダーストラトなどに無改造で載せ替えできます。
重量級!?VSVGの重量を計ってみた
機種名 | 重量 |
WV6SB | 293g |
VSVG | 331g |
開封してユニットを持った時のズッシリ感の通り、40gほどVSVGが重いことが分かりました。これがサウンドにどのような影響があるのでしょうか?
それでは取り付けていきましょう!
トレモロユニットの交換と注意点
だいぶサビてますね。
新しいものに交換することで見た目の印象も変わってくるでしょう!
さっそく交換を始めていきます。
トレモロユニットを外す
- 弦を外す
- ボディ裏にあるスプリングを外す
- トレモロユニットをボディに固定しているネジを外す
- スプリングハンガーを外す
スプリングハンガーは外さずに使いまわすことも可能です。その場合は、外すときと反対の手順で新しいトレモロユニットを取り付ければOK。

スプリングハンガーも新しくする場合に必要なのが60W以上のコテ。
注意ポイント
シールドやエフェクターを自作する人は10~30W前後のものを使用している方が多いのではないでしょうか。意外とスプリングハンガーへのはんだ付けがトレモロユニット交換の盲点になっています。
取り付けは外すときと逆の手順
- スプリングハンガーを付属の木ネジで取り付ける
- トレモロユニットを専用のネジで取り付ける
- スプリングを取り付ける
- 弦を張る
スプリングに関しては諸説ありますが、とくに正解はありません。本数で音色も変わりますし、掛け方でアームの操作が重くなったり軽くなったりと違いが出るので好みに合わせて調整します。

画像ではまだ弦を張っていませんが、随分と見た目がメカメカしくなりました。
ちなみにトレモロユニットを固定するネジですが、僕はいつもレシートなどの薄い紙がギリギリ1枚ネジ下に入る程度に調整しています。ただし、VSVGの一番右側の穴はトレモロユニットの横ズレを防ぐ役割となっているので他の5本よりもしっかりと締めています。

VSVGの調整は付属レンチで行う
ウィルキンソンのトレモロはアームをネジで固定するスタイルです。
自分が演奏しやすいトルクになるように付属のレンチを使って調整していきます。結構シビアなので少しずつネジを締めていくのがオススメ!
その後、弦高調整に入ります。
弦高調整用ネジはサドル1つにつき2本あるので均等に回していきます。
オクターブチューニングは付属のレンチでサドル上部のネジを緩めて、ユニットの後ろに専用ネジを差し回していきます。
各種調整をしたらトレモロユニットの交換終了です!
おわりに|交換した感想(レビュー)
ということで無事にトレモロユニットの交換が完了しました。
もともとウィルキンソンのトレモロを使っていたため大きな変化は感じないものの、音色がシャープになりました!そしてプラシーボかもしれませんがサスティンが気持ち伸びたように感じます。なんかいつもより弾きやすく感じる違和感と同じです。これは弦高などを調整したことによるものかもしれませんね。どちらにしろ、一般的なトレモロユニットからウィルキンソンのものに変えた時の感動に比べたら軽微な変化です。
ただ、音色の変化よりもテンションが上がったのがミュートや演奏のしやすさ。
