エフェクターボードをシステム化するための必須アイテムとも言えるスイッチャーを新しく購入しました。
今までいろいろなスイッチャーを使ってきましたが、今回はラックに組み込むという目的があったので、新製品から旧製品、以前持っていたものまでいろいろなスイッチャーを吟味。そこで決めたのが、今回ご紹介するMusicom Lab『EFX-ME』です。
使用してみてかなり気に入ったので、ブログにてレビュー・・・というか紹介していきます。
フラッグシップモデルの機能そのまま小型化したEFX-ME
ざっくりと紹介
- 小型で5ループのスイッチャー
- ソングモード&セットモードが便利
- スピルオーバー機能を搭載
- グローバルプリセットがとにかく便利
- 360プリセット (60バンク x 6プリセット)
- プリセット毎に4 x MIDI PCと4 x MIDI CCの送信可能
- エディターで編集ができる
僕はMusicom Lab EFX-4からの付き合いですが、音質の良さは言うまでもなく、操作性や機能も継承されています。
現在のフラッグシップモデルである『EFX MK-V』と比較すると、ISOイン&ISOアウトやMIDI PC・CCの同時送信数が減少していたりと省かれている機能はありますがプリセット数は同じ。EFX-MEのターゲットである小型エフェクターボード向けという点で見ると必要十分な機能が備わっています。
小型で5ループのプログラマブルスイッチャー
本体のサイズ
実物を見て驚いたのがサイズ感。
BOSSのコンパクトエフェクターをパッチケーブルで繋いだ状態で3台分ほどというコンパクトさにギュッと機能を詰め込んでいます。
プリセットとソング&セットモード
プリセットって?
プログラマブルスイッチャーはプリセットの登録数がたくさん。今回ご紹介しているEFX-MEも360ものプリセット数があります。ただ、膨大なプリセット数があっても、どこになにを登録したのかを覚えておくのはムズカシイ・・・
そこで登場するのがソングモードとセットモード。
かんたん説明
ソングモード、セットモードは曲と曲順を登録することでスイッチャーの操作ミスを防げるので、ライブを頻繁に行っている人にとってとても嬉しい機能。
上記に加え、選択しているフットスイッチをもう1度踏むことで切り替わるグローバルプリセットも秀逸。どのバンク、どのプリセットであっても瞬時にグローバルプリセットに行けるので、パッとアドリブのソロを弾きたくなったとき用に準備しておくも良し、踏み間違えたとき用にシンプルな音を登録しておくのも良し。
スピルオーバー機能
スピルオーバーとは
古いエフェクターなど、スピルオーバー機能の無いエフェクターにも有効。プリセットごとに使用・不使用が選べるのも◎
エディターで編集がラクラク
無料で提供されている『EFX-ME EDITOR』を使えばプリセットの作成もラク。MIDIインターフェースが必要となるので、Musicom Lab製品を購入する時に持っていないなら一緒に買っておくと便利です。圧倒的な時短になります。
おわりに
Musicom Lab EFX-MEは、さすがにMusicom Labということもあり音色の劣化やクセなども無くナチュラルで高品質。多くのプロミュージシャンが同社製品を使用しているということもあり信頼性も高い。そして何より機能を考えるとかなりリーズナブル!
安くて良いものという表現がピッタリでオススメです。